入試での記述問題の割合を調べてみた!~社会編~

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宮崎県では先週、高校の一般入試が終わり、あとは来週の発表を待つのみとなりました。

来週火曜日が卒業式で、翌水曜日が発表ですね。

その発表を待つ中3生たちは、今週はようやくのんびりしつつも、結果が気になって落ち着かない、という心境でしょうね。

残りわずかな中学生活を楽しむことに集中してほしいですが、なかなかそうもいかないんじゃないでしょうか。

あとはもう信じて待つのみですが、みなさんの願いが叶うことを私も祈っています!

さて、今日はそんな今年の入試問題を見ていて気になった(気がついた)ことに関して。

社会の記述問題が増えた?

先週の入試があった当日、塾生にも協力してもらい問題を入手して、ざっと見たところ5教科全体を通しての難易度の変化はそう感じませんでした。

が、ちょっと気になった点がありました。

それが「社会の記述問題の割合がこれまでよりも多くなってるかも?」

ということでした。

記述問題というのは(あくまで私の勝手な定義ですけど)、ア、イ、ウといった記号で答える選択問題を除いたその他の問題全般を指します。

これまでも宮崎県の社会の問題は記述の割合が多いなとは思っていたのですが、細かく全体の何割なのかは数えたことはありませんでした。

良い機会ですので、今年を含めて5年分について調べてみました!

では、さっそくその結果です↓

宮崎県立高校一般入試【社会】
選択問題(記号で答える) 対  記述問題(書いて答える)
小問数計 選択問題 記述問題 記述/全体 % 合格者平均点
R3(2021春) 42 13 29 69.0
R2 (2020春) 42 15 27 64.3 53.3
H31(2019春) 42 15 27 64.3 55.7
H30(2018春) 42 15 27 64.3 55.5
H29(2017春) 40 15 25 62.5 51.0

一番上の赤字が、今年の問題の数字です。

思った通り、例年よりも2問増えていましたね。割合で言うと、69.0%。

約7割の問題が記号を選ぶ問題ではなく、自分で考えて答えを書く問題という結果でした。

ちなみに、一番右には合格者の平均点も載せてみました。

過去4年間は、ほぼ横ばいですが、今年の結果はどうなるでしょうか。毎年、夏前に発表されるので楽しみに待ちましょう。

記述問題:タイプ別問題数

調べたついでに、記述問題をタイプ別に仕分けしてみました。

あくまでも、私個人で勝手に分けているだけなので、ズレていたりしたらすみませんm(__)m

こんな結果になりました↓

タイプ別記述問題数 A B C D
知識(用語) 知識(語・文) 資料の読取り 作図/計算
R3(2021春) 7 6 16 0 29
R2 (2020春) 7 3 16 1 27
H31(2019春) 6 5 16 0 27
H30(2018春) 4 3 19 1 27
H29(2017春) 8 2 15 0 25

4つにタイプ分けをしてみました。

Aは、単に用語を答えさせる問題。「リアス海岸」とか「聖徳太子」とか「衆議院」とか。

Bは、同じく知識を問う問題でも、空欄に合う語句を書いたり、文章で答える問題。

例)東大寺は仏教の力で(      )ことを目的に… (  )を答える(答:国家を守る)

Cは、資料を読みとって答える問題。とは言え、資料からだけではなく前提としての知識があれば解ける問題も多いです。

Dは、計算や作図の問題。出題頻度は低いです。昨年度は「赤道」と「本初子午線」を地図に書き込む問題、H30年度は「時差の計算」の問題でした。

仕分けをしてみて分かる今年の中身は…

表からも明らかなように、例年、最も出題が多いのがCタイプの「資料の読み取り」です。その傾向は今年も継続ですね。

昨年と比べて増えたのは、タイプBの問題となりました。上でも書いたように、このタイプの問題も基本的には知識を問う問題です。知識がしっかり定着していれば難しくはありません。

記述問題に対するお勧めの対策

最後に、お勧めの対策についても触れておきましょう。

大きく2つです。

「“逆”一問一答」に繰り返し取り組む!

一つ目はこれです。

上で見たように「資料の読み取り」問題の中にも知識があれば解ける問題も多く含まれます。

そうすると、記述式で答える問題とは言え、AとBも合わせて半分以上が「知識があれば解ける問題」ということになります。

そこで何よりも重要なのは知識の定着です。そのために有効なのが、この対策です。

この「“逆”一問一答」とは何なのか。

例えば、「天皇の地位を明らかにし、役人の心構えを示すために聖徳太子が定めたもの」と聞かれれば、ほとんどの生徒が「十七条の憲法」という答えを書けるはずです。

ただそれだけでは入試に対応しきれません。

そこで逆に、「十七条の憲法とは何か説明せよ」という問題に対して、「天皇の地位を明らかにし、役人の心構えを示すために聖徳太子が定めたもの」答えられるようにするわけです。

市販のものでも、見やすくまとめられた「一問一答集」なんかもありますが、やはり自分でノートや暗記カードなどに書くことをおすすめしたいですね。

暗記カードとはこんなやつです↓

社会が苦手な人は、今すぐにでもこれを作成してみてください!これを作成する作業自体がすでに、インプットとアウトプットを同時に行うことになるので非常におススメです!

また、作っただけで満足するのは厳禁。暇さえあれば「繰り返し見て覚える」ことをやってください。

文章を速く正確に読む訓練を!

二つ目がこれ。

資料が多くなっているということは、それだけ読まなくてはいけない文の量が増えているということです。

社会の点数が伸びない子の中には、時間が足りなくて解き終わらない生徒が一定数います。

(逆に超がつくほど苦手な子は、分からないものが多すぎて時間が余るはずです。)

「頑張ったんだけど、時間が足りなくて最後の方は答えられなかった」という場合は、シンプルに読むスピードが足りていない可能性があります。

まあ、これは何も社会に限った話ではなく、5教科全体についても同じことが言えますね。そのため、小学生のうちには国語に力を入れて取り組んでほしいです。

そして、その対策としては、とにかく活字に慣れること、スピード感を意識して読むことを心がけるべきでしょうね。

だからと言って、ただ単純に速く読めればよいわけでもなく、「何を問われているのか」「何を答えないといけないのか」を正確に読み取れなければなりません。

文章を読むチカラ、特に速く正確に読むチカラが足りていないと、高校入試だけでなく、その先の勉強で苦労する可能性が高くなるでしょう。

そのため当塾では、日本速脳速読協会の「速読解力講座」を導入しており、そういった生徒さんには受講をお勧めしています。

興味のある方は、まずはご自宅でも無料で体験していただくことができます。

より詳しい説明をご希望の場合は、ぜひお問い合わせください。

以上です。

社会の点数アップのためには、記述問題の対策は避けて通れません。現中1~2年生のみなさんは、それを頭に入れつつ普段の勉強に取り組んでください。

それでは今日はここまで。

As it will be good day tomorrow.

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