え~昨夜、家に帰ってからブログの更新をしようと思ったら、PCがフリーズ!(;゚Д゚)
今朝になって復活したので、改めて。
今日は恒例の名言・格言シリーズです。
過去の一連の記事はこちらから↓
ただ今日は、「生徒に伝えたい」というよりも「自分自身へ改めて伝えたい」言葉ですね。
「過去と他人は変えられない 未来と自分は変えられる」って本当か?
今日の名言を紹介する前に、まずはこの有名な言葉から。
「過去と他人は変えられない 未来と自分は変えられる」
って聞いたことありますか?
ちなみに、この言葉はカナダの精神科医・心理学者である、エリック・バーンという人の言葉のようです。
この言葉に対して「なるほど~その通りだなぁ」と、以前は私も思っていました。
が、最近は考え方が変わりました。
後半部分には、全面的に賛成です。
しかし前半の、特に「他人は変えられない」の部分は完全にはそうだと言い切れないんじゃないかと思うようになりました。
もちろん根本の部分から他人(の性格)を変えることは難しいでしょう。
でも、少しずつなら変えていくことは必ずしも不可能ではないと思います。
例えば、なかなか自分から挨拶してくれない相手に、毎日こちらからあいさつしていたら、いつの間にか挨拶してくれるようになったというようなことはよくあるでしょう。
そういう意味で言えば、「他人を変える」とまではいかなくても「他人に影響を与えることは可能だ」と言えばよいかもしれませんね。
「変わるきっかけ」を与えられる人になりたい
さあ、それを踏まえた上で、今日紹介したい名言がこちらです。
「人は他人を変えることはできない。変わるきっかけを与えることはできる」
私がこの言葉を知ったのは、もう20年くらい前でしょうか。
誰の言葉かというと、マイク・フラテロという人の言葉です。
このマイク・フラテロさんとは何者か。
わたくしごとですが、高校生のときからNBA(バスケットボール)にハマって、見るようになりました。
このフラテロさんは、そのNBAのチームのヘッドコーチ(野球で言えば監督)でした。
NBAのヘッドコーチ(以下HC)という立場は、もちろん試合中の指揮は当然として、ほかにもやるべきことが沢山あります。
中でも私の考える大事な仕事が、選手との信頼関係の構築じゃないかと思います。
どんなスポーツの指導者でもそうでしょうが、場合によっては20~40歳年下の選手たちと、日々接していかなければいけません。自分の子や孫と変わらない年齢の若者たちです。
そんな選手たちとの信頼関係なくしては、そのHCがいかに元スター選手であっても、どれほどのカリスマ性があっても、選手たちは言うことを聞いてくれないでしょう。
そうなると、そのチームは決してうまくは行きません。30年弱、NBAを見続けてきての実感です。
それでいくと、このフラテロさん。非常に選手の気持ちをつかむのがうまかったという印象が残っています。
ところで上述の言葉は、どんなシチュエーションで発されたものだったか。
当時すでに名コーチの一人として評価されていたフラテロさんが、新たなチームを引き受けることになりました。
そのチームは鳴かず飛ばずで、実力的には大した選手がいなかったのですが、フラテロHCのもと急に勝ちだしたんです。
そんなチームの状況について、あるインタビュアーがフラテロHCに「あなたの指導で、選手たちをどう変えたんでしょうか?」という質問をしました。
それに対する答えが、上の言葉です。
スポーツである以上、技術ももちろん大事ですが、まず彼が着手したのは意識改革の部分だったということでしょう。
意識を少し変えるだけで、それまで勝てなかったチームが徐々に勝てるようになるのって凄いことだと思います。
考えてみれば、不思議でも何でもない話です。監督が変わったからと言って、選手の実力がグンと上がるわけではありませんよね。
変えられるとすれば、やはり意識の部分だろうと思うわけです。それで実際に結果が出た(勝てるようになった)わけですから、凄いなと素直に思います。
なにしろ20年以上前のことなので、うろ覚えです^_^; 細かいところは違っているかも?
それでも、フラテロさんのその言葉を覚えているということは、当時の私にとって強いインパクトがあったということでしょうね。
「変わるきっかけ」を与えられる人になりたい
さて、言いたいことの本番はここからです(≧▽≦) 前置きが長くてすみませんm(__)m
意識を少し変えるだけで、うんと結果が出やすくなるというのは、スポーツだけでなく勉強にも通ずるものだと思います。
スポーツでいう技術は、勉強法にあたるでしょうか。
むろん、勉強法も大事ですけど、それよりも意識の方がより大事ということでしょう。
そして、指導者(監督/先生)の声のかけ方ひとつ、態度や接し方次第で、指導される側(選手/生徒)の意識が変わるということです。
それこそが、教育に携わる人にとっての醍醐味じゃないでしょうか。
私はそう考えます。
フラテロさんのように、生徒たちが良い方向に「変わるきっかけ」を与えてあげられる塾人でありたいと思っています。
どんな気持ちで授業を受けるのか、どんな意識で日々の勉強に取り組むか、どれほどの決意で受験に臨むのか・・・etc
そんな部分の指導も、大事にしていきたいと思う今日この頃です(*^-^*)
・・・なんとか、まとまったでしょうか(^-^;
こんなことを考えさせられる名言についてのお話でした。
それでは今日はここまで。
As it will be good day tomorrow.