実力テストの戦い方

当塾に在籍している中学生のうち、公立中の3年生たちは連休明けにさっそく「校内実力テスト」を控えています。

そこで今日は、定期テストとは一味違う「実力テストの戦い方」について書いてみることにします。

実力テストを受ける意義や役割

まずはこれについて。

なぜ、「実力テスト」を受けるのか。

(違う言い方をすれば、なぜ学校のスケジュールに「実力テスト」なるものが組み込まれているのか)

その答えが「学校が受けさせたいから」ではあまりにも、もったいないでしょう(^_^;)

せっかく受けるのですから、その意義や役割をしっかりと理解したうえで、臨んでもらいたいです。

もちろん目的の第一は「その時点での実力を測るため」ですが、それだけではありません。

1)時間配分のシミュレーションのため

範囲の限定された定期テストに比べ、実力テストの範囲はかなり広いと言えるでしょう。

そして、比較的簡単な問題から正答率のうんと低い難問まで、さまざまな問題が出題されるのも実力テスト(や模試)の特徴と言えるでしょう。

そういったテストに臨むうえで、まず考えてもらいたいのが試験中の時間の使い方です。

仮に試験時間が50分なら、その限られた時間をどう使うのか。

例えば理想形のひとつとして

「初めに問題全体を一通り見て、問題の見極め(選別)をし、最後に見直しができるように5~10分の余裕を見て解き終える。」

なんていう風にできたら文句なしです。

受験本番も1科目50分なのは同じ。

学校で受けるテストであっても、自分の想定した時間配分でうまくいったか、失敗だったかを繰り返し検証していくことで、自分なりの50分間の使い方が身についていきます。

模試や実力テストはそのためのシミュレーションにもってこいの場面です。

(逆に定期テストなら範囲が決まっているため、必ず時間内に余裕をもって解き終わってほしいです)

ちなみに、当塾の授業が50分なのはそのことと深く関係しています。

50分間集中して10分休憩という感覚を、普段の授業から体得してもらいたいからです。

2)戦略の確認、修正のため

上述の時間の使い方とも密接に関係しますが、もう一つ試験中に考えてほしいのが、ズバリ「戦略」です。

具体的に「戦略」とは何を指しているのか。

例えば以下のようなことです。

(多少時間がかかっても)必ず正解すべき問題、飛ばしても良い問題、途中まで解いたけど時間がかかり過ぎるから飛ばす問題といった問題ごとの見極め(選別)・・・

問題番号順に頭から解いていくのか、それとも解けそうな問題から先に行くのか or 後回しにするのか・・・

筆記用具ひとつをとっても、鉛筆かシャーペンか、消しゴムは何個か、机上の配置はどうするか・・・

など、ただ漫然と試験を受けるだけではなく、このようなことを考えて試験に臨むことで得られる情報がたんとあります。

前もって考えたその戦略でうまくいったのか、それとも修正が必要なのかを試験後に検討することも、もちろん重要です。

ところで、筆記用具の配置などは大したことじゃないと思う人もいるかもしれません。

が、これが意外と大事なんです。

普段の塾の授業時だけでなく、専門学校時代にも感じていましたが、できる子は自分なりの決まりがあって配置しています。

逆に勉強に苦戦する子は、必要になって初めて筆箱の中から探して余計な時間を取られたり、筆箱ごと豪快に机から落としたりという光景を山ほど見てきました。

何事にも準備というのは大切です。

3)勉強の進み具合の確認のため

では、もう一つ。それはズバリ「健康診断」としての役割です。

言わば「実力テスト」は、体の隅々までチェックする「健康診断(または人間ドック)」で、小テストや確認テストなどが「視力検査」や「身長・体重測定」のようなものです。

範囲を限定されないテストを受けることで、以前のテストで間違ったところや苦手だったところが出来るようになったか、またはできないままかを判定できます。

更に、自覚してなかったけど新たに見つかった苦手なところがあるかもしれません。

こんな風に考えるとまさに「健康診断」とそっくりだと思いませんか。

この例えは、どちらかと言うと小中学生よりも保護者の皆さんにより響くかもですね(^_^;)

実力テスト前の取り組み

では、実力テストの意義や役割を理解したうえで、具体的にどう勉強してから臨むべきか、についてお話ししましょう。

1)ノー勉はNG

いくら‘実力’テストだからといって、全くのノー勉(勉強しないこと)で臨むのは感心しません。

あるいは「範囲が広すぎるから」と言って、受ける前から諦めていたらせっかく受ける意味がありません。

では、どう勉強すべきでしょうか。

2)前回のテストで間違えたところに絞って

まず、ひとつ前に受けたテスト(定期テストでも実力テストでも模試でもOK)の中から、自分が解けなかった問題を拾い出します。

そして、次の実力テストで出題されると仮定して勉強してみましょう。

前回間違えた問題を勉強し直すことで、自分がなぜ間違えたのかということと再度向き合うことになります。

そもそも知識不足のためだったのか、あるいは理解不足か、ミス(計算ミスや問題読み間違い)なのか。

そこで「次は同じような間違い方はしない」と心に刻んでください。

また、勉強し直す際に前回間違えた問題そのものを解き直すだけではなく、似たような問題や少し難しい問題にも挑戦してみるのが肝心です。

同じ問題だけだと答えや解説を覚えていただけの可能性もありますし、類題や応用問題まで解くことで、長く記憶に留めることができます。

入試本番まで続く長い受験勉強の中では、当然その方が有用なのは言うまでもありません。

3)苦手な単元・分野を徹底的にやる

上の2とも関係しますが、とにかく自分の苦手なところをひとつ選んでそれを徹底的に勉強しましょう。

「実力テストで良い点数を取りたい」という動機を、苦手なところを勉強するモチベーションとして利用してしまおうという作戦です。

とにかく自分が一番苦手、嫌いと思ってるところに取り組んでみましょう。

このようなきっかけでもないと、おそらくその分野・単元は受験直前まで手つかずとなってしまう可能性が高いでしょう。

今回の実力テストを、そこに手をつけるきっかけにしてしまえばいいのです。

またひょっとしたら、可能性は低いかもしれませんが、基礎の基礎からやってみたら、実は食わず嫌いだっただけで意外と苦手でもなかった。という発見もあるかもしれません。

仮に勉強したその部分が出題されなかったとしても、苦手克服への第一歩が踏み出せたと考えれば万々歳です!

実力テスト(&模試)は受けた後が大切

さて最後にテスト後について。

以前の記事で、模試のやり直しについて触れました。

その時の記事がこちら↓

一昨日、春期講習のラストに受けた模試の結果が届きました。 ちなみに、当塾で受けたのは鹿児島県教育振興会が主催する「宮崎県統一模...

基本的に実力テストも模試と同じく、受けた後の方が重要です。

点数が悪いより良い方が断然良いだろうと思うかもしれませんが、正直良くても悪くても構いません。

初めの方で書いたように、一番の目的は「現時点での実力を測ること」です。

出来なかったところ、科目は入試本番までにできるようにしていくだけです。

そのために大事なのが「やり直し」です。

「やり直し無きテストは、受ける意味無し」です。

間違ったもののやり直しと同時に、戦略や時間配分が正しかったかの検証も忘れずに!

思いがけず長くなりました(@_@;)

それでは今日はここまで。

As it will be good day tomorrow.

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